子育てをするなら、子どもはもちろん、家族にとっても最高の環境を整えたいもの。
緑豊かな田舎は子育てに最適ですが、都会も教育環境が充実していて魅力的です。
双方とも子育て環境として良しあしがあるので、それらを知ることから始めてみましょう。
今回は、田舎と都会のメリット・デメリットについてご紹介します。
子どもを田舎で育てるか、都会で育てるかで迷っているという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
都会ではなく田舎で子育てをするメリット・デメリット
・自然に囲まれている
豊かな自然を感じられる田舎は、子どもの情操教育の場にぴったりです。
都会にいたら中々できない自然体験・学習を通して、素直で豊かな心を育むことができます。
また、農業・畜産業などが盛んな地域では“食”についても学べるため、近年注目される「食育」にも力を入れたいという方にはおすすめでしょう。
この他、アレルギーや喘息などの改善を目的にしている方にも、自然が多くて空気がきれいな田舎は最適の場所といえます。
・住宅費が安い
田舎は賃貸も分譲も価格相場が安い傾向にあります。
都会に比べて住宅費を抑えられる分、進学や習い事のための貯蓄にあてることも可能です。
・子育て支援が手厚い
若い世代が居つきにくい田舎ですが、だからこそ若い世代を呼び込むための子育て支援に力を入れる自治体は多いです。
たとえば、北海道富良野町では子ども医療費の助成対象を大学・専門学校生(22歳)までとしており、家計の負担を軽減しています。
大阪府河南町でも同様の制度を2019年秋より実施予定で、こういった動きは全国に拡大中です。
このように、田舎での子育てはメリットが多いのですが、「公共交通機関が乏しい」「都会に比べて学力や進学率が低い」「視野が狭くなりがち」などのデメリットもあります。
ただ、これらのデメリットは「車で通勤・送迎する」「家庭教師を依頼したり塾に通ったりする」「旅行などを通して視野を広げてあげる」などの対策によって多少なりとも軽減することが可能です。
田舎で子育てをするなら、デメリットの把握と対策方法を考えておくことが重要といえるでしょう。
田舎ではなく都会で子育てをするメリット・デメリット
・保育園や学校が多い
人口の多い都会では、保育園や学校の数が多いため選択肢が幅広いです。
もちろん全国的に見て待機児童の問題はありますが、就学以降は選択肢が豊富にあるため、「将来の進路が決まっている」「進学したい学校がある」という場合は都会のほうが良いでしょう。
また、都会の公立校は徒歩圏内に複数所在することが珍しくなく、加えて公共交通機関が充実しているので、自宅から離れた私立校に通うのも容易です。
・大学進学時に費用の負担が抑えられる
一般的に、地元の公立校へ進学する方が多い田舎のほうが教育費は安くすむと言われています。
しかし田舎は大学が少ないため、興味のある学部がなければ他県に出て一人暮らしをすることになるでしょう。
一方、都会なら実家から通えるため、仕送りなどの費用負担が少なくてすみます。
このように、都会での子育てもメリットが多いのですが、「家賃が高い」「私立保育園だと保育料が高い」などのデメリットもあります。
子どもを持つ前にある程度の資金を貯めるなどして、家計の負担を少しでも軽減することが大切といえるでしょう。
まとめ
ライフスタイルは家庭によって千差万別なので、田舎と都会のどちらが優れているとは一概には言えません。
どういった環境で子育てをしたいのかを家族で話し合いながら、自分たちにぴったりの選択肢を見つけてみてくださいね。
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