最近の賃貸では、防犯性能の高さを売りにした物件が増えています。
犯罪手口は年々巧妙化していますから、防犯に力を入れている物件なら安心して生活できるでしょう。
そこで今回は、防犯効果が高い設備をご紹介いたします。
賃貸の防犯設備はなにがある？
新しくできた賃貸マンションの多くは、エントランスにオートロックを導入しています。
分譲賃貸のような共益部分の充実に力を入れているマンションなら、各階ごとや駐車場にも個別でオートロックを設けている場合があるでしょう。
そしてエントランスから玄関までの距離があるため、不審者がいきなり玄関前に現れるリスクが低く、安心できます。
またセールスマンはオートロック付き物件を敬遠しがちなので、迷惑な勧誘行為に煩わされず済みます。
しかしオートロックだけでは、完全な防犯にはなりません。
暗証番号式なら盗み見のリスクがあり、集合キータイプなら同じメーカーの似た形状の鍵でこじ開けられるリスクがあるためです。
また住民が出入りするタイミングで侵入する者もいるでしょう。
それでもオートロックのない物件よりは安全性が高いですが、過信は禁物です。
賃貸でおすすめの防犯は？
防犯設備はオートロックだけではありません。
以下のような設備と組み合わることにより、より高い防犯性を期待できます。
・ ディンプルキー
ディンプルキーとは、鍵の側面にギザギザを作らない代わりに、くぼみがあるタイプの鍵です。
主流のディスクシリンダーキーはピッキングされやすく、慣れた空き巣なら1分とかからず解錠してしまいます。
一方のディンプルキーは、専門家が10分かけても開けるのは困難なほど、ピッキングされにくい鍵です。
空き巣の7割は、侵入に5分以上かかると諦めるといわれているので、ピッキングに強いディンプルキーは効果的な対策だといえるでしょう。
・ 宅配ボックス
宅配業者を装う不審者は後を絶ちません。
自分がオートロックを開けなくても、ほかの住人が騙される可能性があるので、これを防ぐことは非常に困難でしょう。
しかし宅配ボックスがあれば、この手口のターゲットにされにくくなります。
また不在の多い人にはあると便利な設備なので、防犯性と利便性を兼ね備えて一石二鳥となるでしょう。
・ TVモニター付きインターホン
TVモニター付きインターホンでは、カメラ越しに訪問者の顔を確認することができます。
知らない人なのに間違ってドアを開けてしまうことを防げますし、録画機能付きなら留守中の訪問者が分かります。
しかし賃貸物件によってはカメラがついていなかったり、自分でインターホンを交換できなかったりするケースがあります。
しかし工事が不要で、ドアの上部にカメラを引っ掛けるタイプの製品なら簡単に導入することが可能です。
扉や壁に穴を開ける必要もないので、退居時はすぐに取り外すことができますよ。
カメラの存在自体に牽制効果があるので、テレビモニター付きインターホンがある部屋でも防犯カメラ代わりに設置しても良いでしょう。
まとめ
賃貸物件における防犯設備や対策についてご紹介しました。
防犯面がしっかりしている物件は、不審者にとって入りにくい建物なので、犯罪に巻き込まれるリスクを減らすことができます。
セキュリティを重視したい人は、これらの機能を備えた物件がおすすめです。
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