賃貸物件は、所有している物件ではなく借りている物件のため、退去の際には借りたときの状態で返す必要があります。
経年劣化で自然に傷んだ部分まで修復する必要はありませんが、壁に穴を開けた場合は、問題になる可能性があります。
今回は、賃貸物件の壁に開けても問題ない穴の大きさをご紹介します。
賃貸物件の壁の穴① 退去時に問題にならない穴の大きさ
賃貸物件は、退去する際に原状回復する必要があるので、壁に穴を開けずに過ごせるなら開けないほうが無難です。
ただ、カレンダーを壁に貼ると便利ですし、写真などを室内に貼って楽しみたい人もいることでしょう。
退去時に問題にならないとされる穴の大きさは、ガビョウの穴ほどの大きさだと言われています。
賃貸物件の壁の穴② 退去時に問題になる穴の大きさ
●問題になる穴の種類
ガビョウの穴とは違い、クギ・ネジの穴の場合、退去時に問題になる可能性があります。
なぜ、ガビョウが良くてクギ・ネジが問題になるかと言うと、壁の深部まで穴が開くからです。
壁の深部まで穴が開くと、通常は不要な修繕作業が必要になるため、修繕費用を請求される可能性があります。
●壁の仕組みと穴が開く範囲
一般的な木造の賃貸住宅の場合、壁紙の下に石膏ボードがあり、石膏ボードの下に間柱があります。
ガビョウの場合、壁紙は傷つきますが、石膏ボードは浅い部分しか傷つかず、間柱は傷つきません。
しかし、クギ・ネジの場合、壁紙はもちろんのこと石膏ボードも傷つきますし、間柱も傷つく可能性があります。
賃貸物件の壁の穴③ 穴を開けられない場合はDIYで対処
●コルクボードを活用する
壁にクギ・ネジで穴を開けたい場合は、希望に応じたDIYで対処することをおすすめします。
たとえば壁に写真を飾りたい場合は、コルクボードを購入してDIYした後、壁に立てかけると良いでしょう。
●突っ張り棒を活用する
100円ショップなどで突っ張り棒を購入して、おしゃれな雑貨を吊るすと、一風変わったインテリアになります。
キッチンに設置して調理器具も一緒に吊るせば、キッチンスペースも広げられて一石二鳥です。
まとめ
以上、賃貸物件の壁に開けても問題ない穴の大きさをご紹介しました。
壁に穴を開けなくても、工夫するとおしゃれな部屋にすることができるので、検討してみてください。
なお、一般的にガビョウの穴は問題ないと言われていますが、心配な場合は大家さんや不動産会社に確認すると良いでしょう。
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